ISD個性心理學アドバイザーのM君・・・
最近は大阪でがんばっています。
ここからはM君が書いた小説風日記。
さて、M君の本質キャラは何だと思いますか?
正解は・・・最後に!
電車の中に傘を忘れたのに気がついたのは、駅の改札を出た後だった。
今朝は晴れており、僕は傘を持たず会社に向かったので、会社に置いてある古びた傘を借りてきていた。
「…しょうがない」
雨の中、僕は駅から家に早歩きで向かっていた。21時も過ぎると駅前に人は少なかったが、傘をささず歩いている人は他には見当たらなかった。
金曜日にもなると疲れも溜まっている。今朝もいつもより15分遅れで起きた。
歩く途中、以前から気になっていた「たこ焼き屋」の明かりが目につく。
僕は知らない店や行ったことのない場所を探索するのは割と好きな方で、別に一人でも意に介さない。むしろ一人の時間を大切にする人間だと言えると思う。
「一杯飲みますか」
店内に目をやると、カウンター席が5,6席。
「いらっしゃい」
僕はカウンター席正面にある【生ビール&たこやき5個+一品セット = 650円】の張り紙を目にし、一品は"キムチ"に決めた。
店内には僕の他にお客さんが一人、しかしそのお客さんも僕と入れ違うように店を後にした。
穏やかな雰囲気の奥さんとは違いしゃべり好きなご主人が僕に色々話しかけて来る。
「仕事はどうですか?」
「こんな雨の日はうちはさっぱりですわ」
「東京に行った息子がいましてね…」
たこ焼きとビールを飲み干した僕は、余ったキムチをつまみに焼酎をロックで追加した。
すきっ腹に酔いが回り、僕も電車の中に傘を忘れた話などをしていると、
「これ貸してあげるよ!…夏だとね、帰って風呂入ればいいけど、冬は風邪ひくからね!いつでも店の前の看板の裏にでも置いといてくれればいいから」
思ってもいなかった救いの手。ちょうど焼酎を飲み干した時に、店頭にたこ焼きを買いに来るお客さんが現れ、ご主人は店頭のお客さんに何かしら話しかけた。僕は奥さんに会計をすまし、
「すみません、じゃあお言葉に甘えます」
と、一言添えて店を後にした。
白いビニール傘のおかげで僕は雨に濡れることなく家路につくことができた。
さあ、どうでしたか?
一人でふらっとたこ焼きやさんに行く。
一人の世界が苦にならない。
優しいご主人の言葉に素直。
M君の本質は「狼」です。
きっと、考え事をしていて、電車の中にかさを忘れたのでしょうね。
きっとまた、この世界に自分の居場所を求めて
出かけていくのでしょう・・・
がんばれ!M君、明日は明るいよ!
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